あったら(物)


室町時代の「日葡辞書」に「あたら、すなわち惜しむべし」とあり、古語では「惜しい」の意味で使われております。現代でも「あたら若い命を失った」の表現がある様に、やはり惜しいの意味なのです。しかし、なぜか北海道では逆の意味に使われているのです。
例えば
あったら物いらね!」とか「あったら木、きったぎれ(切れ)」の様に
「あんなつまらない物」とか「価値の無い木」の意味に使います。

むしろ、惜しいの意味では「いたましい」・「いたわしい」・「もったいない」を用いることが多い様です。




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