北海道の除雪について

【雪かき】
道南の様に比較的雪の少ない地方では「雪かき」といいます。以前は除雪用具も木製の「バンチョ」や竹製の「ジョンバ」等を使用しました。
【雪はね】
道北や道央の一部では「雪はね」といいます。サラサラの軽い雪ですから、除雪用具も竹製の物を使用していた様です。
【雪なげ】
日本海海岸地方では風が強く、比較的降雪量も多いことから、重量のある雪となり除雪用具も木製や竹製では不可能ですので、金属製のスコップを用います。これらの地域では「雪なげ」といいます。 「雪かき」や「雪はね」程度の除雪ではなく、ハードなために腰や背中を痛める人も少なくありません。

各地の人が集まる札幌では「雪かき」「雪はね」「雪なげ」全てが使われているようです。現在ではママさんダンプ(なんでママさんなのかは不明)等の便利な除雪用具や、融雪機やロードヒーティング等の文明の利器が出回っておりますが、生活に密着したこれらの言語習慣は残しておきたいものですネ!




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