―刀で敵を倒す痛快アクション―
とにかく刀を振り回して敵を倒して進んでゆくアクションゲーム。自らを「幻魔」と呼ぶ化け物にさらわれた雪姫を助けるために城の中を探索する。プレイヤーは「左馬乃介」となり、お色気くノ一の「かえで」と協力しながら幻魔を倒してゆく。
―派手で綺麗なグラフィック―
さすがＰＳ２といえるグラフィック。ＰＳ１のバイオハザードの背景も綺麗だったが、さらに綺麗になっている。そのフィールドで動き回るキャラもまた綺麗で、動きもスムーズ。左馬乃介の技も光る。
―戦法を広げる必殺技「戦術殻」！―
敵を倒す方法は何も斬りつづけるだけじゃない。雷、火、風の三つの玉の力を発動させる事で三種類の技を繰り出す事が出来る。敵一体に連続攻撃を喰らわせる雷、前方一定範囲の敵に大ダメージを与える火、竜巻を起こし周囲の敵を切り刻む風 の三つだ。これらを上手く使い分ける事であらゆる戦況をのりきるのだ。
―脅威の敵、幻魔！―
敵にも沢山の種類があります。
刀足軽、手長、三つ目、オオワッシャ、レナルード、マーセラス・・・？
なんか最初の三つはいいんですが、その次はいきなりカタカナ。。。オオワッシャはいちおう許容範囲ですがレナルードとマーセラスはどうなんでしょうか？もうドラクエとかに出てきても大丈夫な名前なんですけど。
―和風？―
舞台は日本のはずです。しかしこの乖離感はなんなんでしょう？お城もなんかガイジンさんが日本の伝統建築をみようみまねで作ったようなお城です。雪姫なんか１８歳で独身です。この時代の姫様なんか１４〜１６で嫁（政略結婚）に出されるんじゃないでしょうか？早いものだと１２歳くらいで出るという話も聞いたことがあります。・・・１８歳、これの意味するものは何でしょうか？
―疑惑の開発者―
開発者はどのくらいまじめに時代考証と、日本建築の研究をしたのでしょうか？日本らしさがまるでありません。ふすまも数えるほどしかなく、ところどころに中国が入っている所も見られます。雰囲気作りが全然駄目です。もしかして日本はターゲットではなく欧米がターゲットなのか？なら中国だろうが日本だろうが欧米人にはわかんないからこれでよかったのかもしれない。（よくないよ）
買うのはやめましょう。７８００円もふっかけです。中古屋で２２００円以下で興味があるならどうぞ。だって途中デモシーンはカットできないし、武器は途中で刀とはかけ離れたものになっていくし、化け物のデザインは子供だましな滑稽なものばかりで迫力ないし。この際金城武のセリフ棒読みはどうでもいいです。上記を何とかしてから考えましょう。 |
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