BIOHAZARD
−CODE:Veronica− 完全版

 ―クリス再来!―
 
いいです。バイオ3でジルが出て以来、クリスは忘れられてるんじゃないかと心配していました。私はあのピアノも弾けない、薬品の調合では単なる足し算引き算もできないお兄ちゃんが大好きでした。今回はクレアを助けに登場してくれます。さらに、難しいパズルや薬品の調合なんかも簡単にこなしちゃいます。なんて妹思いなお兄ちゃんなんでしょうか!

 ―強くなったよあのナイフ―
 2、3はナイフでの攻撃は無いに等しいもので、ナイフだけでゾンビを倒すのもタイラントを倒すのと同じくらい消耗してしまったのですが、今回はナイフの攻撃はなかなか有効です。2、3で存在価値をどん底まで落とされたナイフですが、持っていても損はありません。

 
―アクションに自信が無い人でも―
 今作にはノーマルのほかに、イージーとベリーイージーがあり、イ
ージーは入手できる弾とインクリボンが2倍、アイテムBOXの中に回復スプレーが何本か入っています
ベリーイージーはイージーの効果のほかに、敵が弱い アイテムBOXの中に強力な武器が入っている 体力が2倍 回復アイテムの効果が2倍 インクリボンが無限といった特典?があります。しかし、ノーマル以外ではランク評価の対象外になるようです。

 
―綺麗なグラフィック―
 今までとは違い、書き込まれた背景ではなくフルポリゴンです。どちらかというとディノクライシスのような感じです。しかしフルポリゴンといってもかなり綺麗ですから今までに劣るということはありません。反面、綺麗過ぎてアイテムを見落としがちになるという欠点もあります。弾やハーブなどがかなり自然に存在しています。中にはキラリと光るものもありますが弾などは結構見落としていたと思います。

 
―弾数の辛さ―
 圧倒的に弾がすくない。見落としも結構あったかもしれないがそれでも少ない。威力も弱め。ナイフが強いのが救いですが、それでもやはり辛い。さらに敵が復活する個所あり。 ころびやはイージーでやったのですが、2倍であの弾数の貧弱さを思うとノーマルではあまりやりたくないと思うほど。

 
―ノーマル?―
 ノーマルモードでクリアするとランクがつき、Sを取ればロケットランチャーを使用できるようになります。しかし、Sランクの条件は
厳しく、挑戦する気にはなりません。聞くところによると、DC版ではノーセーブ、ノースプレー、ノーリトライ、5時間だか4時間以内でクリア、おっさんに止血剤を渡す、スティーブを迅速に救助する。おっさんを救助する。といったとこらしい。無理だっての!

 ―無意味な徘徊―
 序盤でアイテムを発見、しかし取る事はできない。中盤になり謎のアイテム発見、それを使って序盤で見つけたアイテムをゲット。それでやっと次の足がかりに。
といった疲れるやり取りの繰り返しです。あそこの住人はあのめんどくさいプロセスをいつも踏んでたのかっての!もっと自然なイベントで謎解きを作って欲しかった。

 
―理不尽サドンデス―
 前もって知っていないと必ず死んでしまうような所多数。どういうつもりでああいう個所を作ったのか気が知れない。意味無し。

 
―バトルモード―
 どのモードでもいいから一度クリアすると、バトルモードなるものが追加されます。これは面白いです。武器が無限で使い放題なため最高の気分です。このモードさえあればロケットランチャーなんか無理して取る必要なし。マグナム連発するのはそれはそれはいい気分です。

 
―システムファイル―
 PS2ではメモリーカードがバイトで区切られているのでシステムファイルだけで1ブロック使うような無駄な要領を確保するようなことがありません。大した事ないと思うかもしれませんが、これはかなりいいです。

 
―最高傑作?―
 おもしろいとこもありますが、最高傑作とは到底いえません。1,2よりはつまらないです。でも3よりはおもしろいかな?なんだかバイオハザードシリーズは新作が出るたびにつまらなくなっているような。。。演出やすごいと思わせるような敵なんかどうでも良いから、ゲームとしてのバランスを重視してほしい。バランスは1が一番いいので、もう一度基本から見直して欲しい。


 
バランスがハードユーザー向きです。やはり一度ドリームキャストで出てしまったからか。DCとPSではユーザー層がかなり違います。
(偏見ですが一般的にDCユーザーは、やりこめる厳しい条件が好きな人が多く、
PSユーザーはあまりゲームに時間をかけないで気軽に遊べるものを好む人が多いように感じます。)
この作品はちょっとよくないので新品での購入は勧めません。
と、
最初は思っていたんですが、
『ベリーイージーモードでナイフ主体で戦うとかなり面白い』

ということが発覚しました。ナイフ好きの方は是非やってみて下さい。

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