Unreal Tournament 面白いMOD紹介2



UTのMODは他のゲームに比べ
導入や設定が格段に簡単に行える。

しかし、そのMODの何が良くて何が悪いか、
そして自分にあっている物なのかが
なかなかわからない。

インターネットの回線が細い人や
HDDにあまり負担をかけたくない人には
頭の痛い問題である。

ここではころびやが本当に楽しめた物のみを
紹介しているのでぜひ試して欲しい。
ChaosUT
カオスUTと読む。

chaosUTはUTのGame of the year Editionにも付属されている有名なMODです。
でもよく分らない&分りにくいということでGOTYのUTを買った人もこれを入れていないという人も多いかもしれません。

ChaosUTは武器を追加するMODで、Mutator(特殊ルール)としてゲームに組み込みます。そのため、デスマッチやチームデスマッチなどを始めとするほとんどのゲームタイプで適用することができます。

適用すると多くの魅力的な武器を加えることができます。それに伴い少々のルールの変更(復活後に5秒間の無敵期間がある、等のちょっとした調整のみ)もあり、ゲームバランスを損ねることはありません。追加される武器やアイテムは特殊能力がついているものがほとんどで、チーム戦の場合はそれらを駆使したチームワークが強力な武器となるでしょう。

導入後は始めてみる武器ばかりで戸惑うかもしれません。(通常のUTの武器も登場するためこんがらがる)
ということでここでChaosUTの武器について説明してみたいと思います。

ただし、この記事を書いている途中にChaosUTがバージョンアップしているのでV1とV1.1が混じってます。少々違っているかもしれません、ご注意ください。

ChaosUTオリジナル武器のぶつかり合いは最高だ

●Bastard Sword バスタードソード

おどろおどろしい姿の剣。第三者視点でもかなりデカい。
ChaosUTの接近戦用の武器で、他の武器と同じようにMAPに配置されている。MutatorでSwordMeleeをセットすれば通常の接近戦武器をバスタードソードにできる。また、SwordArenaをセットすると全ての武器がバスタードソードになり、バスタードソードのみの戦いとなる。

プライマリーショットでは剣を振るい、セカンダリーではガードをする。
剣の攻撃は少々攻撃スピードが遅いので当てづらくなかなかヒットさせられないと思う。後ろから斬りつけたりインビジブル状態で接近するなどでしか活躍させられないと思う。

セカンダリーのガードは正面からの多くの攻撃をガードできるという特性があるが、なにせ正面のみなので頼ることはできない。CTFなどで旗を持ち帰るときなどはいいかもしれない。

●Proximity Mines(The Proxy) プロクシミティ・マイン(プロクシー)

見た目はかわいい。声もかわいい。
これは投げて使う爆弾で、プライマリーでは手榴弾のように使い、セカンダリーでは地雷のようにセットして使う。

自分で使ってみてもあまり目に見えて高い効果を得られないが、敵に使われると非常に嫌な武器の一つ。

近づいた者を追尾してくるので気づかないところでダメージを受けてしまう。後方にプロクシーを使う仲間を連れている敵を相手にするのは非常に辛い。直接倒すのには向かないので地味と思われがちだが非常に効果の高い武器である。

CTF等ではこれを上手に使えば侵入してきた敵をあっさりと倒せるときある。

●The Claw クロー

色も効果もFlakcannonにそっくりだ
Flakcannonと間違えてはならない。いや似ているけど。使う弾も同じだったりするし。
まず通常ではFlakcannonのセカンダリーと同じものを発射する。プロクシーを持っている場合は武器チェンジを行うとプロクシーを装填する。これはプロクシーセカンダリと同じ効果があるようだが、飛距離とスピードが速く狙って撃ったり遠いところにトラップを作ったりできる。

さらに武器番号1で近距離武器らしい使い方もできるみたいである。こちらは使ったこと無いのでなんともいえない。

使えるのか使えないのか分らん武器である。

●Crossbow クロスボウ

非常にイカした武器である。どのように使うかはあなた次第
ころびや的にChaosUT最大の魅力を放つ武器である。
実はころびやは何故かボウガンという武器が大好きでこの武器を愛用している。まるでHalf-Lifeに登場したボウガンのような形状をしたこの武器はどちらかというとシングルマップに是非使いたいものであるが、ChaosUTで様々なボルト(矢)を使用することにより、対戦でも高い効果が得られるようになっている。

セカンダリでスコープによる拡大攻撃が可能で、静止している相手なら遥か遠くでも高い命中率での狙撃が可能である。ただし、弾速がライフルに比べ遅めなので動く相手を長距離狙撃するのはやや困難である。

近距離では連射がきかないことにも注意しておきたい。


通常矢と毒矢の見分けがつかない。結構困る

火薬ボルトの鏃。これは分りやすい
通常の矢(Nomal Bolt) : 威力は高めだが当てるのが難しい。クロスボウ独特の連射が効かないという特徴も命中率を下げる一つの要因となっている。その分ヒットさせれれば3発程度で倒せる。ヘッドショットなら2発でバラバラになる。そして最高の利点は音をたてず光りも出さずに発射できることであり、隠れるところの多いマップやチーム戦などでは大活躍する。この矢が最も効果を発揮するのはヘッドショット時であり、高い攻撃力で文字通り敵を粉砕する。

火薬の矢(Explosive Bolt) : 非常に高い攻撃力と効果範囲があり、中〜遠距離ではNomal Boltよりも効果を発揮する。直接ヒットしなくてもダメージを与えられるだけでなく、ロケットランチャーより弾速が断然速いので使い勝手もいい。しかし自爆に注意。発射時に音はならないのでビシバシ撃ってもかまわない。

毒矢(Poisonous Bolt) : これは撃った側にはあまり効果があるように見えないが、撃たれた側は非常に困るとんでもない矢である。撃たれるとまず視界が悪くなり(下の画像は古いので注意。現在は画面が歪んで大きくゆれる)移動速度が落ち、BioRifleの弾のようなものを撒き散らすという悲惨な状態になる。これはデスマッチでも辛いが、もっともきついのがチームデスマッチである。毒矢専門のスナイパーがいると戦闘は非常に困難なものになる。
しかしFriendly FireがONのときに仲間に当たるとこの毒がどのようになるかが謎である。

Ver1の毒矢をくらったところ。Ver.1.1ではもうちょっとマシ



いずれの矢も利点と欠点がはっきりしているので使いどころが難しい。さらにボルトの切り替えが少々不自由なので毒矢で動きを封じ他の武器でしとめるという動作には慣れが必要になる。しかしそれをカバーできるほどの魅力がこの武器にはある。と、ころびやは勝手に思っている。しかし冷静に考えるとかなり使いにくいマニアックな武器だ。

どちらかというとシングルプレイで使いたい武器である。
ということでこれを呼び出すチートコードを下に書いておく。


@を押してコンソールを開き、

summon chaosut.crossbow

と入れればクロスボウを呼び出せる。
ボルトは

summon chaosut.Arrowpack
summon chaosut.exparrowpack
summon chaosut.poisonarrowpack

となる。他の武器も名前がわかれば適宜いれかえれば呼び出すことが出来る。名前は「ChaosUT.int」をメモ帳で開けばわかる。それぞれChaosut.に続いているものがそれ。

火薬付きボルト。バイオハザードのクレア気分である

スナイプモードでヘッドショット!クリックすると拡大
ちなみにUnreal4Everの武器も
summon U2ET.
の続きに武器名を入れれば呼び出せる。(katanaとか)

●Chaos Sniper V2 カオススナイパーV2

威力抜群のRPB弾。位置を知られるなんて気にするな
見た目は普通のスナイパーライフルと変わりないが、中身は全く違う。通常のスナイパー弾は壁で反射させて攻撃でき、もちろんヘッドショットでは一撃で倒すことが出来る強力な武器。しかしほんのちょっとだけ弾速が遅く、長距離では一瞬遅れて着弾する。また、セカンダリーのスコープは押すたびに倍率が変わるタイプに変更されており、一度拡大すると戻すのには少々時間がかかってしまう。装備を変えて戻すという手の方が速いかもしれない。

この武器もクロスボウと同じように複数の弾を使うことができ、RPB弾というものを使用できる。RPB弾は弾数が少なめではあるが、威力は抜群で、ほとんど一発で倒すことが出来る。しかし、弾が軌跡を描いて飛んでいくため他の敵に正確な位置を知られてしまう。デスマッチではどうでも良いが、CTFではこれを使うのはやめておいたほうが良いだろう。弾速は通常弾と同じようにちょっとだけ遅いが威力が高いので気にならない。

●The Vortex ボルテックス

FF0%のチーム戦で味方のBOTが巻き込まれると
一生懸命でちょっとおもしろい
Redeemerのような存在の武器で、食らうと確実に死に至る最凶の武器。それは自分にとっても例外ではない。放ってから約二秒後に作動し、敵味方全てを飲み込む。FriendlyFireがONの時はたとえ10%でも味方がいる所でこれを使ってはならない。確実に死ぬからだ。ものすごい勢いでフラグがマイナスされてしまう。

敵の多い場所で使えば効果覿面だ

これを使う際にはまず逃げ道を確保しなければならない。自分も巻き込まれるとフラグがマイナスされてしまうので注意だ。この貴重な武器を使うとどうしてもこれの作動状況を知りたくなってしまうが、それをやってしまうと自分も吸い込まれてしまい、しかも吸い込まれている最中はとても周りに気を配ることなど出来ないので状況をしることも結局出来なかったりする。

どうしても知りたい場合はFF0で誰か他の味方に使ってもらえば最初はよく分る。しかも吸い込まれるが死なないというのはちょっとおもしろいので一度試してみて欲しい。

●CAS12 (ショットガン)

1.48SG Shell 銀色のクリップが特徴

2.56Armor Piercing CAS12 Slugs これは青

3.48Explosive CAS12 Shells 赤いクリップだ
Version1.1から新しく加わった武器で、UTには珍しいショットガンタイプの武器。さらに珍しいのはこれにはリロードという概念がある。弾数の上にクリップ内の残弾数が表示されていて、セカンダリーショットでリロードする。
見た目にも特徴がない武器だが連射力がそれなりにあるので力押しでも使えるし、着弾も早く散弾はよけるのも大変なのでデスマッチにはまあまあの武器と思われる。但し散弾ということで離れた相手にはあまり高い効果は無い。

48 SG Shell : 通常の散弾。威力は低めでよほど近づかないと大きなダメージを与えるショットは望めない。しかし命中率は高く、至近距離で使っても(Flakcannonとは違い)自分にダメージは返ってこないので安心して使えるのも利点。

56 Armor Piercing CAS12 Slugs : スラッグ弾ということで散弾ではない。ショットガンの醍醐味とも言える弾。そもそもスラッグ弾は熊などの大きな獲物を仕留めるために使われる弾ということで、この弾は実に威力が高い。中〜遠距離ではこの弾を使ったほうが良い。

48 Explosive CAS12 Shells : 着弾時に爆発する散弾。威力もなかなか高い。弾速が非常に早いのでかなり厄介な武器の一つであり、弾もやや貴重である。しかし至近距離で着弾するような使い方をすると爆風を受け大きなダメージを受けてしまう。近距離〜遠距離と広く使えるものの扱いには注意が必要でバカスカぶっ放すわけにはいかない。

●Utility Gun ユーティリティガン

火炎弾。食らうと視界が悪くなる嫌な武器

冷凍弾。食らうと動きが鈍くなる嫌な武器
一言で言うと、嫌な武器である。

これも複数の弾を使うことが出来る武器だが、弾が無くても使用できる変わった武器。弾が入っているときはプライマリーで弾発射、セカンダリーでAirShotとなる。弾を持っていてもAirOnlyで使用できるという謎の機能までついている。(セカンダリーでAirは使用できるのに) 

火炎弾はFlakCannonのように火の塊を発射し、爆風でなぎ倒す。さらに爆発の炎を食らった者に着火し追加ダメージをあたえるいやらしい効果までついている。さらに視界も悪くなるのでいやらしさは3倍だ。その上自分で使ってもあまり使い勝手が良くない。

冷凍弾は冷気のようなものを発射し、それを受けたものは一定時間凍り動きが鈍くなる。動きは鈍くなるが照準は普通につけられるのでくじけないように。ダメージが高いか低いかはよく分らない。それなりと思われる。

AirOnlyは多少のダメージと共に大きくぶっ飛ばす効果がある。仲間もぶっ飛ぶ。FF0でもぶっ飛ぶ。とにかくぶっ飛ぶ。突然ぶっ飛ぶ。アホなBotが使っていると非常に迷惑である。


ころびやは個人的にこの武器が嫌いなのでVer.1.2では大きく改善されているか無くなっているのを望む。

●Sentry Turrets セントリー砲台
弾を補給してくれたものの為に動く砲台で、ロケット弾かShockRifleの弾を使う。ころびやはこれを使ったことがないので解説できない。ただ結構邪魔で厄介な武器らしい。

武器を追加するMODはUnreal4Everなども有名ですが、これはそれらのクオリティを大きく超えています。モデリングから効果のバランスまで非常によく出来ているのでお勧めです。追加マップも幾つかついてくるのでいろいろおトクです。でもサーバが少ないのが欠点。

公式サイト
ダウンロードもここで出来る。ころびやはVer1から1.1へのアップグレードをしたらおかしくなったのでフルを推奨。

一個前へ

トップに戻る